夢と現実が交錯するのが東京砂漠のシルクロード。もしかしたらそれはインドの道に続いている?いや、はたまたローマの道につながっているかもしれない。できたら黄金色のレンガ道につながっているように、オズの魔法使いにも会えるようにとぼくは願う。でもドロシーという ...
もっと読む
July 2022
小説「グッバイ!とてもツライけど」第十一日目 失敗2
「ハリオ、お前もうダンスやらんのかよ。」そう言ったのはSさんだ。 「うん、ダンスはもういいかなって。」ぼくは口ごもる。 「じゃあ音楽一本か。」Sさんはそう言いながら、鳥のから揚げを一つ平らげた。 「最初からそうしてたらよかった。」ぼくは少しの後悔を、 ...
もっと読む
小説「グッバイ!とてもツライけど」第十一日目 失敗
都会の厳しさを、東京の仕事人間たちとのやり取り、つまり度重なる失敗の中で学んできた。成功?それは閃光みたいに一瞬、ほとんど忘れてしまった。だからぼくにとって東京は、むやみに飛び込むことができない闇。一回ハマったら、抜け出すことが難しい沼みたいな所 ...
もっと読む